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                                       飯島山 般若院 宝篋寺

沿革

 開山の祖師祐戒上人は、金沢文庫を建てた金沢実時の子なり。十七才出家、鎌倉浄光明寺にて祐宏阿闍梨より密教教学を修学。特に不動明王の信仰を得、衆生済度に盡砕す。時の執権法条高時より現在の地五反歩を賜り一宇を建立、飯島山般若院宝篋寺と号す。

 本尊不動明王立像(二尺五寸)鎌倉時代作。開創より二百年後、荒廃せる当院を復興せしは、中興の祖順常上人、伊豆の人なり。師は幼少修善寺に入り、後高野山に登り多年密教を学び、五十才頃関東に下り三浦義同の値遇を得く。三浦氏の布施により般若院の再興成り、爾来四百数十年、講中により護持せらる。累代先師十八尊を数う。先師十八世秀豊代、昭和四十六年本堂新築し開創六百五十年を記念して、落慶供養を厳修す。

 なお、明治五年学制発布により、当院に小学校を置く。同九年、千秀学校へ移転す。又町内会、青年会、集会所として活動の地となること永く、町内に開かれた寺として在る。

本尊 不動明王




梵語  アチャラナータ
 ご真言 「のうまくさーまんだ ばーざらだん せんだ まーかろしゃーだ そわたや うんたらた かんまん」

仏様というと 優しいお顔をなさっているイメージがありますが、不動明王は一見恐ろしいお姿をしています。優しさだけでは救えない迷いの心を、強い力で連れて行って下さる事を象徴しているのです。

お不動様や、不動尊などとも呼ばれます。

般若院では、年に五回不動護摩を修行します。様々なお供え物とともに私たちの迷いや悩みを、燃えさかる護摩の火の中に捧げ、仏様の智恵の火によって清らかになり、苦しみから解き放たれて、望みを叶えるためのお力を頂く事が出来るのです。

また、不動明王の「不動」とは、私たちの心の中にいつも一緒にいて下さり、決して他へ動かずいつもお力を下さるとの意味もございます。

どうぞ、お参りする時はご真言を唱えて、お願い事や感謝のお気持ちをお届け下さい。

般若院

〒244-0842
 横浜市栄区飯島町 2149

TEL 045-891-1701
   (平日 10:00〜17:00)

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